
どうもこんにちは、ひふみです。今回はチェーンと前後スプロケットの交換方法について説明していくよ。

チェーン交換するときにはスプロケットもセットで交換したほうがいいの?

僕の場合はチェーン交換二回ごとにスプロケットを交換するようにしているね。もちろんスプロケットの歯の摩耗状態を見て判断できるのが一番だから、この二回に一回というのは目安程度に聞いておいてね。

ふーん。にしてもこのアイキャッチ画像なんなの?チェーンが二つついちゃってんじゃん。

そういうのは見て見ぬ振りしようね。
注意!
僕は整備に関して全くの素人です!本記事を参考にしてうまくいかなかったとしても責任はとれません。ご了承ください。
用意するもの
とりあえず用意しておきたいもの
チェーン

当然のことだけど新品のチェーンが必要だよ。チェーンにはシールチェーンとノンシールチェーンがあり、好きなほうを選ぼう。
・シールチェーン
・ノンシールチェーン

シールチェーンとかセミプレスクリップジョイントだとか・・・
わけわかんない言葉ばかりなんだけど?

チェーンと一口に言ってもいろんな種類、接合方法があるんだ。以下の表で簡単にまとめておくよ。シールチェーンを選んだ場合、接合部をかしめるための工具が必要になるよ。後で紹介するから参考にしてみてね。
| 接合方法 | 交換難易度 | 耐久性 | 値段 | |
| シールチェーン |
カシメジョイント |
よくわかんない (やったことない) |
高耐久かつ接合部も強固 |
高価 |
| セミプレスクリップジョイント | 簡単 | 高耐久 | 高価 | |
| ノンシールチェーン | クリップジョイント | 簡単 | 低耐久 | 安価 |
前後スプロケット

僕はいつもこのキタコのものを使用しているよ。純正より肉が薄くて軽いけど耐久性に問題を感じたこともないのでレースとかしたい人でもない限りこれで十分だと思うよ。
眼鏡レンチ

単品販売もあるけど初めからセット品を買って主要サイズを揃えておけば今後別の作業をするときにも買い足しする必要がなくなるよ。
眼鏡とスパナが一体となったコンビネーションレンチならさらに便利!僕の持っているもののリンクを貼っておくよ。
薄型スパナ12mm

チェーン調整部分のナットに必要になるよ。通常の厚さのものでも使えなくないけど薄型だとナットを固定するときに隣のナットと被らなくなり、ダブルナットが圧倒的にやりやすくなるよ。
トルクレンチ

ねじは締め付けが弱いと外れる心配があるのはもちろん、逆に強すぎるとねじが切れたりする危険があるから、適正な締め付けを守るために絶対に必要だよ。カブの整備には10~60Nをカバーできればほとんど全てのトルク管理ができるようになるよ。

これだけだとソケットがないからそれも別途揃えないとね。
クリップジョイント、セミプレスクリップジョイントの場合はこれも揃えよう
チェーンプライヤー、もしくはラジオペンチ

チェーンのクリップの付け外しで使用するよ。

チェーンプライヤーってクリップのつけ外しにしか使わないものなのに2000円もするの?ラジオペンチのほうが汎用性あるし、こっちのほうがよくない?

実際ラジオペンチでやる人がほとんどだろうけど、クリップをうまく挟めなくてイライラするし、何回もミスしてるとペンチの先が欠けたりしてストレスが結構あるんだよね。確かに高いけど意外と買ったら買ったで後悔はしない工具だよ。
シールチェーンの場合追加でこれも揃えよう
カシメジョイントの場合

一応紹介しているけど僕はカシメジョイントのチェーンを付けたことがないのでよくわかってないよ。カシメジョイントはクリップジョイントより接合部が強いのが利点だけど、そもそもスピードの出ないカブではクリップジョイントの強度で何の問題もないからね。
セミプレスクリップジョイントの場合

クリップジョイントといえど接合部にOリングをつけることで厚みが出てしまうので、軽くかしめる必要があるんだ。そんなときに便利なのがウォーターポンププライヤーだよ。これでクリップがつけられる状態になるまでこつこつかしめてやろう。
交換方法(ノンシールチェーン)
リアタイヤを車体から外そう


バイクをセンタースタンドで立てたらまずはチェーンカバーを外そう。上の写真の丸で囲ったねじを外して上下に引っ張れば簡単に外せるよ。


マフラーの裏にあるこちらの金具を矢印方向に押しながら丸印のねじを外そう。ここは工具なしで外せるよ。

手で外せるくらいだから何かを固定してるわけでもなさそうだし、これはなんなの?

ここはリアブレーキの遊びを調整する金具だよ。タイヤ交換とか関係なく、この存在を知っておけばお店に頼まなくてもいつでも遊び調整ができるようになるよ。


丸印部の割ピンを外し、ねじを外そう。金属ワッシャーの奥にゴムワッシャーがあるから無くさないよう注意してね。



①と②のダブルナットを緩めて、④を眼鏡レンチで抑えながら③のねじ(アクスルシャフト)を緩めよう。

③を抑えて④を緩めるのはダメなの?④のナットのほうが大きいから外しやすそうなんだけど。

基本大丈夫だと思うけど、一回奥にあるチェーン弛み調整金具が供回りして曲がった経験があるんだよね。意外とアクスルシャフトのほうが簡単に回るし、僕はそっちを回すようにしてるよ。

話を戻してアクスルシャフトを抜いたらチェーンをうまいこと外してドリブンスプロケットのついたパーツとドラムブレーキを外そう。これらを外すとタイヤを車体から引き抜きやすくなるよ。


アクスルシャフトを抜くときはカラーの脱落に気を付けよう。とくに上の写真にあるドリブンスプロケットのついたパーツの内側についたカラーは後で取り付け忘れないように気をつけて。
ドリブンスプロケット(後ろ)を交換しよう


写真の赤丸で囲った四つのねじを外し、新しいスプロケットと入れ替えよう。ねじを外せば後は手で簡単に交換できるよ。
また作業中はタイヤの傷防止として、タイヤ交換で使用する作業台があると便利だよ。
※締め付けトルク 32N
ドライブスプロケット(前)を交換しよう



まずはドライブスプロケットを露出させよう。
写真では取り付けられてないけど、ピボットカバーが左写真の赤丸部分でねじ止めされているからそれを外す。その後右写真の赤丸部分のねじを外してスプロケットカバーを外そう。

取り付けてないといわれても、どれがピボットカバーなのかわからないよ。


参考までに上の写真のものがピボットカバーだよ。サイドスタンドを変えるとこの部品がいらなくなっちゃうもので、わかりにくくて申し訳ない。


スプロケットが出てきたら赤丸部分のねじを外し、スプロケットを新しいものと入れ替えよう。ねじを外す際はスプロケットが回らないようにギアを一速に入れておくといいね。入れ替え後はスプロケットが回転してしまって強く締め付けできないと思うけど、これはチェーンを取り付けた後に締め付ければいいのでとりあえず手締め程度で置いておこう。

あれ?スプロケットを外すまではできたけど、取り付け出来ないよ?小さいプレートもちゃんと一緒に入れてるのになんでだろう?

スプロケットを一番奥まで入れて留めようとしてないかな?スプロケットが刺さる棒の真ん中、手前にあった切り欠きがなくなったあたりで小さいプレートを合わせて留めれば、うまくスプロケットを取付できるはずだよ。
(うろ覚えで書いてます。間違ってたらごめんね!)
チェーンを取り付けよう

ここまでの段階で古いチェーンは外れてると思うからそれは処分しちゃおう。
まずはドリブンスプロケットを入れ替えたリアタイヤを取り外しと逆の手順で組付け、アクスルシャフトを緩く固定した仮り組みの状態にしよう。


チェーンを前後スプロケットに通し、付属の金具で繋げたらクリップで止めよう。上の図についてる矢印を参考にクリップのU字の下部分とチェーン真ん中のピンをチェーンプライヤー、もしくはラジオペンチで挟むようにするとうまく留まるよ。
またクリップには向きがあり、チェーンの進行方向と逆の向きにクリップの口が来るようにしよう。上の図と同じ向きにすれば大丈夫だよ。

あれ?今回珍しく写真じゃないじゃん。どうしたの?

写真撮り忘れてました。わかりにくくて申し訳ない。
フロントスプロケットを本締めしよう


チェーンが繋がったら先ほど仮締めしたフロントスプロケットを本締めしよう。
締める力でスプロケットが回転しないようにブレーキペダルを踏みながらトルクレンチで締めてやるといいよ。
※締め付けトルク 12N
チェーン調整しよう



調整手順を説明するよ。
1.チェーンが大きくたるむようにタイヤ位置を合わせる。

2.チェーンがある方(左画像)側の赤丸で囲んだダブルナットの大きいほうのナットを締め込んでチェーンを張る。黄色の四角に囲まれた部分にある縦線を目安に時々反対側も締め込んで左右の締め込みの差を無くす。

3.ある程度チェーンが張ったところでタイヤを回しながらチェーンを指で上下に押し、張りを確認する。その中で一番チェーンの遊びが少ない場所を把握する。

4.一番チェーンの遊びが少ない場所の遊びが25mmになるように調整する。調整が終わったら小さいナットを大きいナットに締め込みダブルナットが動かないことを確認する。

後はアクスルシャフトを締め込み、チェーンカバー等外したものを全て取り付けたらチェーン、スプロケット交換は完了!軽く試乗して問題がないか確認しよう。お疲れさまでした!
※アクスルシャフト締め付けトルク 59N
おわりに

作業は大変だったけど、以前より加速がよくなった気がするよ。

エンジンの力をタイヤに直接伝える重要な部品だからね。注油や張り調整をこまめにやっていくと今後もこの走りやすさが維持できるよ。

注油はまだしもこまめに張り調整か・・・。注油と違って手軽にできる作業でもないと思うけどおじさんは旅中でも調整するの?

ノンシールチェーンの時はやってたけど、シールチェーンに変えてから旅中に調整が必要になるほど伸びることはなくなったから今はやってないよ。(5000km走った旅でもほぼ伸び無し)

セミプレスクリップジョイントであれば今回紹介した交換方法に接合部の簡単なカシメが追加になるだけだし、僕みたいにカブで長旅がしたいという人はシールチェーンを強くお勧めするよ。ただ、注油は説明書の記載を見てちゃんとやろうね。その際はシールチェーンに使用可能なチェーンルブを使用すること!

それでは今回はここまで。
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

